
そんなときはファクタリングを検討しよう。
定期的な売掛金があれば、数日で資金調達も可能なんだ。
多数あるファクタリング業者を選ぶコツとは?
税金も滞納しそうだし…今月末の支払い、どうすればいいんだ!?
事業・会社の運転資金の調達に利用されるのが『ファクタリング』というサービスです。
銀行融資やビジネスローンなどを待てない、または受けられない方や、取引先の入金が遅延してしまって資金がショートしてしまいそう…という場合に便利な方法です。
この記事では、そもそも『ファクタリング』とはどういうサービスなのかや、ファクタリングを利用するメリットやデメリットを紹介していきます。
悪徳業者なども存在していますので、おすすめできるファクタリング業者の選び方なども合わせて解説します。
ファクタリングとは?
【ファクタリングについて】
企業の営業活動によって発生した売掛債権を、原則依頼人(債権者)への遡及権なし(non recourse)で買い取り、前払い金融、回収リスク負担、回収代行、会計記帳事務の代行など売掛債権に関する管理一切を総合的に行う金融サービス。
『ファクタリング』とは、売掛債権を譲渡して資金とする資金の調達方法を言います。
英語表記は『factoring(ファクタリング)』です。
多くの企業では通常、ビジネスで取引の契約~代金の入金までは以下のような流れになっています。
2.商品やサービスの提供
3.請求書を発行
4.請求金額の入金
クレジットカードの利用から請求までのタイムラグのようなもので、この3~4の期間に発生するのが『売掛債権』です。
この『請求金額を受け取る権利』を譲渡して、手数料を支払う代わりに、ファクタリング提供会社から資金を受け取ることが出来るのがファクタリングサービスの概要となります。
2種類のファクタリング取引、2社間、3社間ファクタリングについて
ファクタリングには『2社間取引』と『3社間取引』という2つの取引方法があります。
- 3社間取引
ファクタリングを依頼する企業と、ファクタリング会社、そして売掛先のクライアントの3社に渡って行われる取引です。
企業が売掛先のクライアントに、ファクタリング会社への支払いをお願いし、これに同意してもらう方法です。
ファクタリング会社側は、確実な売掛債権の回収に繋がるので、手数料を安くしてくれるというメリットがあります。
しかし同時にクライアントに売掛債権の売却を通知しなければならないというデメリットが発生します。
- 2社間取引
売掛先のクライアントに売掛債権の譲渡を通知せず、企業とファクタリング会社のみで取引を行う方法です。
クライアントに通知されるのが不都合である零細企業などが利用しやすいように、売掛先への通知なしで利用することが出来ます。
企業はファクタリング会社から手数料を差し引いた金額の融資を受け、売掛先からの支払いが行われたらそのままファクタリング会社に入金をするという仕組みです。
ファクタリング会社側は資金の回収にリスクを伴うため、手数料は3社間取引より高めに設定されています。
ファクタリングと手形割引の違い
ファクタリングという仕組みが出来る前から同様の資金調達方法として知られるのが『手形割引』です。
ファクタリングと手形割引は売掛金を現金化するという点では共通しています。
両者の違いは『債権の保証義務』と、それによる『審査の違い』です。
ファクタリングは売却した債権に対する支払いの保証義務がありません。
譲渡した後に売掛先の資金がショートしてしまっても、ファクタリングを受けた企業に請求が来ることはありません。
そのため、審査でもファクタリングを受ける企業の事ではなく、売掛先の信頼性が重要視されます。
手形割引は、手形を担保に融資を受けるという形態を取っています。
そのため、もし売掛先が不渡りを起こしてしまった場合、融資を受けた企業に債権を支払う義務が発生します。
そのため、審査でも手形割引を申し込む企業自体に債権を返済する能力があるかどうかなどをチェックされるのです。
その分手形割引の方が低い手数料で受けることが出来ますが、審査も厳しくリスクが伴う融資と言えます。
ファクタリングの方が、コストはかかりますが簡単で少ないリスクで資金調達を行うことが可能です。
ファクタリングと売掛債権担保融資の違い
ではもう一つ混同されがちな『売掛金担保融資』とはどのような違いがあるのでしょうか。
『売掛金担保融資』とは、その名前の通り、売掛金を担保にして融資を受ける取引の事を指します。
別名『ABL』と呼ばれる事もあります。
『売掛金担保融資』とは売掛金を元にお金を借りることになるので、不動産融資などと近い資金調達方法です。
借りる金額や金利を話し合い、融資を受けます。
分割払いも認められますが、もし支払いができなくなってしまった場合は売掛金の債権を失う他、借りたお金と利息分の支払いを終えるまで取り立てを受けることになります。
ファクタリングは3社間取引であればそうしたリスクを回避することが出来ます。
2社間取引であっても、売掛先から問題なく入金があれば、それをそのまま返済するだけで良いので、返済のために新たな資金の調達をする必要がありません。
ファクタリングで現金を手に入れるまでの流れ
ファクタリングでの手続きの流れは以下の通りです。
2.ファクタリング業者を選定、申込み
3.債権の金額や信用度の審査
4.ファクタリング契約を結ぶ
5.資金の融資実行
融資されるまでの流れは上記のようになります。
3社間取引ですと、『4』の後に債権の譲渡と通知が行われ、承諾・同意を得られれば融資を受けることが出来ます。
2社間取引であれば、後日売掛先からの入金後にファクタリング会社への資金返済が必要です。
どんな売掛債権でも買い取ってくれるの?
売掛債権はファクタリング会社による審査があります。
ファクタリング会社が最も恐れるのは債権が焦げ付く事ですので、依頼した企業より売掛先の信頼性や回収リスクが無いかどうかが重要です。
特に売掛先の信頼性は徹底的に調査されます。
また、突発的に発生した売掛金よりも、毎月定期的に安定して入ってくる売掛金の方が優遇されます。
リスク回避が困難とされた場合は、融資を断られる場合もあります。
また、債権のすべてを買い取ってくれるわけではなく、100万円の債権があっても50万円までしか買取、融資出来ないということもありますので注意して下さい。
現金化までの時間は最短どれくらい?
業者や審査内容によりますが、最短翌日に資金が融資されるので、とにかく急いで資金調達が必要な際には心強いサービスです。
即日で融資を受けている会社もありますが、リスクや手数料も高くなるので慎重に利用しましょう。
確実に資金調達を行うために、なるべく早めに利用しておくのがポイントだ。
ファクタリング会社によって買取金額が違う理由
中小企業庁の売掛債権利用促進の奨励により、ファクタリングを取り扱う企業自体も増えてきました。
ファクタリング会社間にも競争があり、債権の買取金額なども変わってきます。
業者の中にも得意な業種が存在し、買取金額の差が生じます。
他にも利率の違いなどで、業者毎に債権の買取金額は変動しますので、余裕があれば数社で見積もりしてもらいましょう。
ファクタリングを利用するメリット
ファクタリングを利用するメリットは以下の通りです。
- 融資が最短即日
- 銀行融資と比較して審査が甘い
- 売掛先の信用度が高ければ融資が降りやすい
- キャッシュフローの大幅な改善が可能
- 債務ではないので借金と違い負債扱いとはならない
- 不渡りの心配が不要である
キャッシュフロー自体も大幅に改善出来るから、先のことを考えられます。
ファクタリングを利用するデメリット
ファクタリングを利用するデメリットは以下の通りです。
- 売掛金がなければ融資を受けられない
- 売掛金の範囲内でなければ融資を受けられない
- 売掛金から手数料が差し引かれてしまう
- 基本的には一括返済しなければならない
- 3社間取引の場合取引先に通知しなければならない
- 2社間取引の場合返済義務が生じる
それぞれをしっかりと理解し、よく検討した上で利用してみてくれ。
しっかりと検討させて貰います!
おすすめファクタリング業者の選び方
オススメのファクタリング業者の選別方法を紹介します。
顧客に不利な条件を提示しない
顧客にとってマイナスとなる条件を多数提示してくる場合は注意しましょう。
送金直前に突然条件を変更してきたり、担保や保証人を要求してくる会社は要注意です。
また、スピード融資などにはそれだけリスクも伴いますので、よく条件を確認するようにしなければなりません。
手数料が安い
ファクタリングで一番気になる点は手数料と言っても過言ではありません。
手数料は安ければ安いほど助かりますので、まずはこれを一番の判断基準にしても良いかもしれません。
口コミ、評判が良い
口コミの評判は是非参考にすべき点です。
ファクタリングには悪徳業者も多数存在しますので、詐欺などに逢わないよう口コミや利用者の意見はよく参考にするようにしましょう。
おすすめのファクタリング会社:アクセルファクター

業界最低水準の格安手数料
柔軟な審査
顧客満足度No.1
まとめ:安定した取引先があるなら、ファクタリングはおすすめの資金調達方法
銀行融資などでは急な資金調達は難しいものです。
事業拡大時のつなぎ資金などを調達するには、ファクタリングはおすすめの手段と言えます。
安定した取引先がある場合はノンバンクビジネスローンなどよりも審査が通りやすく、十分に利用価値のある融資です。